最も量的な優位を確立するランチェスター戦略

最も量的な優位を確立するランチェスター戦略

まさに弱者によるナンバーワン主義の成功事例がタニタなのです。差別化と言いましても、ただのみ変わったことをやればOKっというわけではありません。

差別化の真髄というのは「質において競合よりもはるかに上回ること」なのです。しかし「一部分のみに勝利する」ということでしたら万に一も不可能なことではありません。

確かに、全体で勝利を手にするのは非常に困難です。例えば社員食堂で全国的に有名となったタニタは、かつてライターや電磁調理器も製造していたメーカーだったのですが、徐々にヘルスメーター製造専業にシフトしていき、最終的には売上高世界一を手にすることが出来ました。

タニタにとりましての一点集中というのは「事業の絞り込み」で、差別化については「体脂肪率を測定できる体脂肪計の開発」なのです。その分野を探し出し、ターゲットとするのが弱者のナンバーワン作りの基本であり、これを「一点集中主義」と呼んでいます。

一点集中主義のゴールとしましては、ターゲットにした領域におきまして、競合の中で切っての量的な優位を確立することです。特定のエリアや販売経路、客層、顧客、そして商品など、戦う土俵を細分化さえしてしまえば、勝ち目のある分野が見つかるかもしれません。

弱者にとりましては、圧倒的1位を獲得するのは夢のまた夢だと考えるのが普通のことだと思います。